


工事基本情報
磐田市 賃貸マンション 外部改修工事
使用材料 | 外壁 水性シリコン樹脂ラジカル制御型塗料 付帯物 弱溶剤2液型シリコン樹脂塗料 屋上防水 ウレタン塗膜防水工事 *10年保証 |
施工期間 | 約2カ月 R7.1-3月 |
建物情報 | 築年数18年 RC造 |
点検から施工までの流れ
きっかけは、元々お知り合いだったオーナー様のご依頼で建物の点検に伺いました。
築18年、初めての改修工事ということで、塗装の汚れや退色はもちろんですが、屋上防水の状態や外壁のクラックの多さを気にされていました。
屋上防水【施工前】



外壁・軒天・シーリング【施工前】






その他箇所【施工前】


実際に調査を行うと、屋上の防水シートのめくれや外壁のクラック、タイルやサッシのシーリングの劣化、そして少量ですが、軒天の爆裂やタイルの欠損、軽度の腐食も見受けられました。
そこで、屋上防水についてはシート防水の劣化部を部分補修して、ウレタン塗膜防水工事をご提案しました。
シート防水をやり直すという工法もありますが、剥がす手間、膨大な産業廃棄物の発生などを考慮すると、今回の状況ではウレタン塗膜防水の方が、工期的にもコスト的にもよいと考えました。もちろん10年保証が付きます!
外壁は、クラック等の下地処理、シーリング打替えをした後、塗装の提案をいたしました。
施工から完了まで
1部屋を除き満室でしたので、入居者様へのご挨拶、工事の流れ、ベランダ作業のご案内など、丁寧に行い、工事を始めました。
幸い敷地が広く、工事車両や足場仮設時も車の移動等ほぼお願いする必要がなく、大変助かりました。
施工の流れは、高圧洗浄→下地調査→下地処理(シーリングも含む)→屋上防水工事+塗装工事という流れでした。
一点下地調査で問題が生じたのは、タイルの浮きが想定以上に多かったことで、当初の浮き部ピンニング工法ではコストがかかってしまうため、オーナー様の許可をいただき、定点のピンニング+防水のクリヤー塗装に仕様を変更しました。
それ以外は、点検時の想定通り、工事も順調に進んでまいりました。
屋上防水【施工中】









外壁・軒天・シーリング
【下地処理】









【施工中】






下地処理は改修工事でも重要な工程で、不具合によって対応法が異なりますので、しっかりした調査と対応が求められます。
屋上防水でもシートの浮き部除去+樹脂ノロ引きでの下地調整を行い、漏水のしやすいシートのジョイントのメッシュ処理等しっかり行ってから塗膜防水工事を行いました。
施工・工事を終えて
屋上防水【施工後】



外壁【施工後】



貯水槽・建物全体画像【施工後】


住人の方もベランダ内をきれいに整理していただいており、塗装工事も順調に進み、大きなクレームもなく工事を終えることができました!
ご協力いただいた入居者の皆様にも感謝申し上げます。
塗装の色は前回と大きく変わっていないため、見た目のビフォーアフターは大きく変わっていないかもしれませんが、屋上防水や下地をしっかりと施工することができたと思います。
今後はタイル点検時のチェックをより強化し、よりお客様に喜んでいただけるような施工を目指してまいりたいと思います!
