工事基本情報

浜松市中央区 工場兼店舗

使用材料屋根 屋根用2液型高反射率シリコン樹脂塗料
外壁 ラジカル制御型水性シリコン樹脂塗料
その他付帯物 弱溶剤2液型シリコン樹脂塗料
施工期間約2か月

本現場の施工ポイント

  • 屋根裏への漏水
  • 鉄部の腐食
  • 庇の漏水
  • 屋上内壁の劣化
  • 塗装の退色
  • シーリング劣化

施工のポイント

店舗が年中無休でお客様が常に出入りする状態での施工、屋根からの漏水をしっかり止めること、鉄部や外壁の腐食や劣化を下地から修繕すること。

調査から施工、施工完了まで

こちらの建物は、社長様が私と高校の同級生ということもあり、お声掛けいただいた現場です。
築約30年、1度も塗り替えていない建物で、痛みはある程度ありましたが、非常に形状が特徴的で、仕上げ業者としてはとてもやりがいを感じるような建物でした。

直売場が併設されていて年中無休とのこと、お客様が駐車してから店舗入り口に入るまでの動線と作業員の動線が重ならないように注意しました。
特に足場仮設工事は建物近くにトラックを設置して部材を運ぶ必要があり、コーンやバーで区画整理し、入口付近での作業は誘導員を付けて作業しました。

屋根

足場を仮設し高圧洗浄を行ったところ、屋根から室内に漏水が確認されました。
漏水は元々承知していましたが、具体的な侵入口や度合いがはっきりしたので、その後の防水工事に大いに役立ちました。
ただし、漏水状況のチェックや対応には課題を残したので、次回以降漏水している現場での高圧洗浄で、同じ失敗をしないよう改善して参りたいと思います。

屋根は瓦棒の板金タイプでかまぼこ型の珍しい形状で、加締めている部分、勾配の角度が変わるジョイント部分から水が浸入しており、完全に隙間をシーリングで塞ぐ方法で防水しました。


店舗庇についても水の侵入があり、同様に板金ジョイントを全て埋めることで、水の侵入を防ぐことができました。

また、鉄部には錆の発錆もあり、穴の開いている部分は板金カバーを行い、それ以外の部分は錆固定剤を塗布した後、塗装工事を行いました。

屋根の塗装は、太陽光の熱吸収を抑える高反射率塗料、いわゆる「遮熱塗料」にて塗装を行い、屋根の表面温度の低下+内部の室内上昇の抑制を狙った仕様としました。
色にもよりますが、真夏で表面温度が20-30℃低下する機能を持ち、近年の真夏の暑さを考えると、板金タイプの屋根には必ず推奨しております!

外壁 タイル シーリング

その他、外壁の塗装面、タイル面、サッシ内等のシーリングもしっかりと行い、外壁からの水の侵入についても防水工事を行いました。
特に下地の状態の悪かった屋上の内壁については、上塗り材料を透湿性の高いタイプに変更し、壁内部に溜まった水蒸気が外へ抜けるように考慮しました。

その他の外壁が、フラットな形状+夏場の施工だったため、ローラーの塗り継ぎムラが出やすかったのですが、職人さんの技術と努力できれいに仕上げることができました。

塗装色も、屋根をグリーンからブラウン、外壁をピンクからアイボリーに変更し、お客様の看板商品をイメージしたカラーリングになっており、大きく印象が変わった仕上がりとなりました!

施工・工事を終えて

施工後、大雨が降った時も漏水がなかったと社長様からわざわざお喜びのご報告をいただき、施工にもご満足いただいたとのこと、大変うれしく思います。

弊社は、住宅はもちろん、アパート、マンション、工場、事務所店舗など、様々な建物の施工が可能です!
是非、お気軽にお声かけください!!

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