

工事基本情報
浜松市浜名区 O様邸
使用材料 | 外壁 水性2液型無機フッ素樹脂塗料 その他付帯物 弱溶剤2液型無機フッ素樹脂塗料 |
施工期間 | 約1か月 R7.6 |
建物情報 | 2回目の塗替え工事 外壁 サイディング |
本現場の施工ポイント
- バルコニー外壁 水の侵入、塗膜の浮き、剥がれの発生。
- シーリングの膨れ
- バルコニー床面表層 クリヤー塗装の履歴あり
調査から施工、完了まで
こちらのお客様は、日頃よりお世話になっている建設会社の監督さんからのご紹介で工事依頼をいただきました。
2回目の塗替えということで、塗装の表面劣化は見受けられるものの、1回目の塗装がそこまで大きく劣化している印象はありませんでしたが、
塗替え時からの経過年数と、バルコニー外壁やシーリングなどに局所的な痛みがあったこともあり、耐候性の高い無機フッ素樹脂塗料にて塗装することになりました。


足場を組み、高圧洗浄をしてみると、バルコニー外壁が現調時以上に悪いことに気づきました。
当初把握していた場所以外にも、外壁に水が浸入し、水切りのすぐ上にシーリングがあるため、入った水が抜けない現象が数カ所確認されました。
外壁材は水を含み続け強度が無くなり、塗膜も浮いてしまっている状態でした。
まず、塗膜を除去して下地が露出状態で放置し、水分を十分乾燥させ、弾性パテ等で段差補修を行った後、塗装を行いました。
多少補修痕は残りましたが、きれいに修復できました。
シーリング




外壁




外壁補修部




鉄部


また、お施主様よりバルコニー床にフローリング用のクリヤーを塗装された履歴があるとのこと、ご心配されていたため、
剥離試験を行ったところ、テープ試験では剥がれないがシンナーにて簡単に取れてしまったため、塗装前にシンナー拭きにて全撤去を行いました。
上塗りの塗装が強溶剤タイプのため、クリヤー層が残っていると溶けて剥離や塗膜異常の原因になってしまう可能性があるため、
十分注意して除去作業を行いました。
バルコニー



施工・工事を終えて
本工事は、塗装前の試験施工、塗膜除去作業、下地処理に注意を十分に払い、高対候性塗料がより長持ちになるような施工をすることができました。
浮いたシーリング材もしっかり除去し、高耐久シーリング材を用いて打替えを行っております。
ご自宅のご心配な点、ご不明な点などあれば、単なる説明だけでなく、必要に応じて試験施工なども実施し、お客様が安心できる状態で
工事を進められるように対応して参りますので、是非お気軽にご相談ください!
